★★★★☆
子どもの学習について、何かとフィンランド、フィンランドと聞くことが
多くなり、気になっていたらちょうど図書館でこの本を見つけました。
日本の子どもの学力が国際的に見て低下する一方なのに、
フィンランドはトップやそれに近いレベルを維持しています。
それで、フィンランドではどう教育してるのか、
日本にフィンランド式の教育をどのように応用できるか
ということについて述べています。
フィンランド・メソッドでは
「発想力」「論理力」表現力」「批判的思考力」「コミュニケーション能力」
を育成するのだそうです。
それぞれの説明や方法を読んでいると、
私が英語科の短大に入ってネイティブの先生に
教わったことや、米国の留学先でレポートを書くときに
四苦八苦して学んだことと同じことがとても多くあって
驚きました。
もし、日本の教育がフィンランドメソッドを上手に取り入れて
進んでいくのなら、そういう教育を受けられる子どもたちを
ちょっぴりうらやましく思います。
私もそういう教育を受けていたら、アメリカの学校でも
もっとすっと授業についていけただろうし、
もっと深く勉強できただろうに、と思います。
横道にそれてしまいました。
フィンランドメソッドで育成する上記の5つの力と、
日本の学力調査や指導要領で目指す項目を合わせ、
著者は、これからの日本の子どもに必要な能力や態度を
下記のようにまとめています。
1.論理力
2.表現力
3.コミュニケーション能力
4.学習意欲と学習習慣
5.豊かな心と健やかな体
そして、後半ではこのような力や態度を子どもに身につけさせる
具体的な方法を説明しています。
特に論理力、表現力の育成方法については、
比較、対比する、事実と意見を区別させる、情景描写の意味を知る、など
親自身が慣れないと子どもをうまく導けないのでは?と思う
方法がいくつかありました。
国語の先生ならまだしも、こういうのを普通に家庭でやるのは
ちょっと難しいような気もします。
でも、学校の先生に不安を感じている人や
子どもの勉強は自分で見てやりたい、と思っている人には、
勉強方法はもちろん、日頃の接し方についても何かしら良い気付きが
得られる一冊ではないかしら。
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