2008.10.20
「思春期の子どもの心のコーチング」
![]() | 思春期の子どもの心のコーチング (2007/05) 菅原 裕子 商品詳細を見る |
ハートフルコミュニケーションの提唱者である菅原裕子氏の著書は
「お母さん早く早く!と言わないで」に続いて2冊目です。
やっぱりこの方の本は良いですね。
タイトルには「思春期の」とありますが、子どもが
思春期を迎えた時に読むのではなく、もっと前に読んでおいて
思春期を迎える準備をしておいた方が良いかもしれません。
ウチの息子は今小3なので、最初、本書はまだ早いかなと思ったのですが、
読み終えた今は、今の時期に読んでおいてよかったと思います。
反抗の仕方が一人前になってきて私もよほど器を広く持たないと
イライラのしっぱなしですし、言いたくない言葉まで言ってしまいます。
でもこの本を読んで気持ちが落ち着いたし、これから
どういう風に接していこうかな、と考える余裕ができました。
さて、内容についてですが、100%著者に賛成というわけではありません。
でも子どもに対して親がどうあるべきか、実際の大変さをふまえながら
分かりやすく掘り下げて説明しているので、とても興味深く読めます。
親自身が子育てを通して成長するとか、
徹底して子どもの話を聞くとか、
他の本にも書いてあることも多かったのですが
同じことでも著者独自の視点から見るとまた
違った響きがあり、その重要性を再認識できます。
特に面白いと思ったのは、
かつては世の中に「畏れ多きもの」があって
子育てが今よりは楽だった、という指摘です。
畏れ多きものとは、「現実的な恐怖とは異なり、尊厳や威厳があって、
それに対しては多少の緊張をもって接しなければならないもの」です。
たとえば昔のお父さんや先生、警察官、
ウソをついたら閻魔さまに舌を抜かれるという話などです。
こういうものが存在していたおかげで、
子どもたちは超えてはならない境界線みたいなものを
感じ取っており、逆にいえば、そういうものは
子どもたちを守るシールドの役目を果たしていました。
でも今は違います。
お父さんも先生も警察官も昔ほど恐れられておらず、
閻魔様の話に何となく恐怖感を感じる若者などほとんどいないでしょう。
だから、親自身がシールドを意識的に作って
子どもたちを守らねばならない、と著者は言っています。
もうすぐ著者の講演会が市内で開かれます。
もちろん、参加してきます。
生でお話が聞けると思うと今からとても楽しみです(^^)









